A3_sportsBack_2016-2022(没)

ろくな写真がねえ

Posi
・無駄のない(なさそうな)、派手じゃないけど色気のあるデザイン
・Cセグとは思えない丁寧な作りこみ(防音対策による静けさ・電動箇所・内装)
Neg
部品の寿命、特にトランスミッション
・退屈なドライビング体験、ハンドリング、エンジン、ミッション

■経緯

 2010年ころ所用でドイツに滞在した間、VWゴルフをミュニックでレンタルしてそこそこの距離をドライブした、アウトバーン+から市内までバランスよく走ったので気に入っていた。2015年ごろ日本に来て少し経ち、社用車を探す際にもゴルフを思いだして新車・中古車含めて、たらたら車屋さんを回っていた。アウディーやランボがVWグループに加わっていたのは耳では知っていたが、アウディーのことは頭に描いてなかった。ゴルフのつもりで探していたので、パサートやポロなどは頭になくはなかったが、A3は射程に入っていなかった。店員さんが中身が同じですよとのことで、ぽろっと出してきたA3、安くて驚いたが、今思えば排ガス不正などで底値だったのだろう。なんとなく試乗してみたら、低速では凄みのある静けさ、なんとなくかっこいいなと思ってしまった(恥)。

 概要としては、一言でいうとシティーコミューターとしては良い車だったように思う。デザインよし、質感よし、パッケージよし、トータル的には、やはりバランスの良い車ではなかろうか。とくにコンセプトのエッジがたっている、当時としてはプレミアムコンパクトのはしり。特に、日本などで、コンパクトカーはチープでよいというのがほとんどであったが、その辺を当時は覆したのではなかろうか。エンジンも駆動方式も日本では少なめだが、それでもバリエーションはあって、いろんな楽しみ方のできる車であった。ドイツ車の入門にはちょうど良いのではないか。ネガもないことはない、上記にあるように寿命が短い、本国ではそうでもないかしれないが、少なくとも日本ではそうだった。特にもったいないのはトランスミッション、このDSGは10万キロをこえると、故障し交換すると70万円コース、ディーラーでは交換以外まともに見てもくれない。延々と乗ろうと思っていたので、いろいろと努力したが結局これが決め手となって、譲渡してしまった。

■デザインもろもろについて徒然

 アウディーの外装デザインは、一昔前は走るバウハウス(※それが何を指しているのか、専門家でもわからない、あとでその意味を調べてみる)と言われたものだが、0年代はシブいと思っていた。2000年代前半の大口グリルで業界を席捲したところから、静的であり動的なキャラクターラインや、のびやかなワゴンのルーフライン等、専門的なことはわからないにしてもすくなくとも形に関しては、抑揚の効いたセクシーさがあった。ここ20年程度、アウディーはそのデザインでもって特筆すべきベンダーだったように思う。所有したこの車は2008年ころの比較的初期のものであるがその要素がすでに完成されている。後年になっても古く見えない部類に属していると感じた。最近(2020年代前半)はBMWのように無駄な装飾が多くて蛇足ではないか、この車のユーザー層にはあまり適さないように思う、個人的に。

 最近の外装デザインの変化には、ややネガティブな印象を持っている。Q2のデザイナーに気鋭の人材を投入したのが変曲点だったのだろうか、そのご、ほかのセグメントのデザインも徐々に角を強調するものに変わってきた。ま、流行はおいておいたとしても、例えばマットの言うところの、フェイクエアインテークってバブルのGTOのころから馬鹿にされている要素だけどまだやってる、あ、安物なんだってならないか?機能主義者の私がついていけなくなっただけか、ドイツ人がそういうのをかなぐり捨てたか(知り合いをみるかぎり、そうは思わないが、そうでもない点もある機能主義というか、進歩主義と読み替えれば筋は通らないこともないここにデザインひとつでも失う客も一人はいるということだけは言える。(このへんも後日加筆する。全体的には素人がゴーマンかましてスマン

これが、私が所有していた型、印象を合わせるため色はグレーを選んだ。日本人の何とかいう人がこの大型グリルを発明したとか、近づいてみると、フロントクロスメンバーをブラックアウトしているだけで、これもフェイクといえばフェイク
これ最新版A3、グリル横の五角形フェイクが気になる。ライトも意味不明(確かくさび部分に何か別の部品が入っていたとか)の異形くさび型、911もこういうの数年でやめたんじゃなかった毛。

内装デザイン
 あと、たけしの伝説もあるが、いざ購入してみるとずーっと見るのは内装のほうでもある。ワテの持ってた機種と
現行機種は内装のほうが様変わりした。これは見たらわかるが、みたまんまそのまんま地味でした。ミュンヘンの空港で乗ったVW時にも感じたが質実剛健な感じがして、2010年代なのにこんなに地味なのかと感じました。所有してわかったのはとく質実剛健というわけでもなかったが。あと、カーナビなどの電装系が日本よりさらに10年くらいおくれている感じでした。(現在はそうでもない)ささいなことであるが、プレミアムとうたうには些細なことの積み上げが大切。10年たつとプラスチック部分を中心に塗装が浮いて剥げていた。ドイツと日本では気象条件が違うのが原因といえばそれまでだが、価格帯や、世界中で販売されていることを考えると、何ともお粗末。これはBMWオーナーのドイツ人だが、やはり電装系は本国でもすぐにダメになるといっていた。

 
くるまの近年のインテリアの変遷については、ここ数年はテスラをはじめとする電気自動車が牽引たのは明らかで、こちらの方が議論するに値する。駆動系の話というよりも自動運転等とシンクロしたUI/UXの進化は待ったなしで進む、企業の成り立ちが違うので比べてもしょうがないという気もする、またUSはなぜかアップルあたりから意味もなくにミニマルデザインがはやっているのでそれも地域差がある、流行りにろくなことはない。そういう意味で、古の車産業から攻めているのは、アウディーというよりも、メルセデス、しかしそれは液晶化にとどまる。アウディーもバーチャルコクピットと題して、TTでインパネを電子化したが、液晶に置き換えるだけってのは既定路線のような気がして、じつはそれ自体は面白いアイデアではないと思う。ここに関しては手前も、15年前ほど某大手メーカーと共同研究した経験があり、ここは空間をつかさどるもの+UIも時々扱う者として、そのふたつの橋渡しにおいてひとことあった(が、言えない)。

■はしり(はしりってなんなんだろう)

 長期保有したので他より辛めの評価となるかもしれない。中身が同じはずのゴルフ(variantであるが)をアウトバーンプラスで延々と飛ばしたつもりでいたが、私の保有していたA3はなぜかバタバタする。80キロくらいまでは、身震いするほど良いクルマなのに、100キロでめちゃうるさくなり、150キロあたりから上の超高速域にはいると、足回りのおさまりが悪い。空気の流れが悪いのか、パワステの設定が悪いのか、ふらふらして全く決まらない。直進安定性もわるいといえばいいのか、轍でちょっとよれる、ふら付く、こういうのがないと思ってドイツ車を買ったつもりなのに、変な話である。(私の記憶に問題があるのか、、、)友人のBMW3のMスポに同じ経路で乗り比べたが、ハンドリングは落ちる。当たり前か、A4と比べろって話もあるかもしれない、だが、せめてFF同士で比べるとして、ハンドリングにかんしては、昔保有していたFTOにも劣るのではないだろうか?このクラスは、基本シティーコミューターとして50キロ以下で最適化されて設計しているのかな?

 ところでこれは、私の限られた経験による感想だが、オートマのってる感じ走りも何もあったもんじゃないので、論じるのもはばかられる。ちゃんと言語化するなら、オートマは、ロードインフォメーションが減少するのは勿論、エンジンの状態が分かりにくい、駆動系の音や振動などの情報がなければ、ゲームを操っているのと同じ、ハイドロプレーンのように空走している感覚である。これもじじむさい意見かもしれないが、すくなくとも私にとって運転は道楽であって、様々な情報で機械と人間が人馬一体となることを楽しめないなら、タクシーか電車のほうが楽でよい。最近のスポーツカーや、例えばGT-Rにも乗って思ったが、いくら速くてもオートマはつまらないので、自分用にはもう購入はしないと思う。

 もう一つ特筆しておきたいが、アウディーは(この車は)エンジンがつまらない。下はなめらかだが、芋っぽい、回らない、頑張って回してもガーピーウルサイ、走ればいいだけならそれもいいが、もし趣味で乗るなら悲劇である。たとえて言うなら、冷蔵庫かな、白物家電の風情である。ホンダのステップワゴンのほうがよっぽどカラカラとさわやかに回る。もう少し上のグレードに乗れば楽しいのかといえば、どれも詰まんなかった。もともとエンジンが得意なメーカーではないのかもしれない。

まだまだ加筆予定